副業とは?旧い副業と新しい副業の違いは?第3の副業感についても

副業元年・2018年。
よのなか・世間の “副業のイメージ” は大きく変わったと思いませんか?

“旧い副業感” と “新しい副業感” の2つの違いについて。
よのなかの注目度があがるにつれ、複業・伏業などなど、様々な広がりを見せている副業のイメージをまとめてみました。
また、当ネットガイド(Webサイト)では、『副業を福行(Happy Act・福くる行い)へ!』とのメッセージを含めた、“第3の副業感” も提案します。

副業とは? “旧い副業感” と “新しい副業感” の違いは?

私たち働く側のひとり一人にとって副業は、 スマートフォン・ タブレット・ パソコンなどのIT機器類(特にスマホ)が手軽に利用できるようになったことや、フリーランスワーカーと企業を結び付けるサイトのサービスが普及することなどにより、数年前からだいぶ身近な存在になっています。

他方、企業や国・地方自治体などの組織・行政の側にとってはどうでしょうか?

2018年1月、厚生労働省が『 兼業・副業の促進に関するガイドライン 』という新たなモデル就業規則・ガイドラインを策定・公表しました。この新たなガイドラインでは、副業を原則禁止としていた従来のガイドラインから一転、情報漏えいなどにより会社の信用・評価に支障が生じる場合などの例外事項を除けば、合理的な理由なく副業・兼業を制限できないことをルールとして明確に示しています。

そして、国がこの新たなガイドラインを公表した以降、『副業解禁』の流れが企業の間に広まりをみせています。
この傾向は、2018年現在では、まだ大手企業や規模は小さくても先進的な会社を中心としたものではありますが、いずれは中小企業全般にも広がっていくことになると期待されます。

また、企業・会社側の意識の変化と歩調を合わせるように、私たち働く側の意識も更に一段と、変わってきているのではないでしょうか?

《2018年1月》をさかいに、働く側も企業・会社側も、『副業とは?』という問いに対して抱くイメージを大きく変えてきていると思います。

その境目の以前は、どちらかというとネガティブな印象が強かったであろう “旧い副業感” が世の中に根強く残っていたと思いますが、境目となる2018年1月以降は、ポジティブな印象の “新しい副業感” が徐々にではありますが、確かな広がりをみせている流れが感じられます。

“旧い副業感” と “新しい副業感”
よのなかにその2つは、これからも混在して共に存在し続けるイメージだと思います。
ですが、一つはっきりしているのは、
《2018年1月》という境目が、それ以前とそれ以降を分ける大きな分岐点として確かにある、ということです。

副業元年・2018年以前の副業のイメージ= “旧い副業感”

では、副業元年とも言われる2018年(1月)以前の副業のイメージ= “旧い副業感”
とは、どんなものでしょうか?

私たち働く側の個人にとっての “旧い副業感” とは、以下のようなものではないでしょうか。

  1. 副業とは、収入・家計を補うためのもの [補うためだけのもの]
  2. 副業とは、こっそり稼ぐためのもの (会社に隠れて・・)
  3. 副業とは、役職を複数の会社・組織で兼務するもの [役員などの役職・境遇にある一部の人]

《1》については、決して単に “旧い副業感” という訳ではなく、これからもやはり “主流” の副業のスタイル・副業感であり続けるとは思います。

そのうえで、新・旧を分かつ点をあげるとすれば、
『副業をする際のスタンス』 に、以下のような違いが現れてくると思います。

新旧の区分トレンド副業をする際のスタンス
新旧共通の副業感[ ]収入・家計を補うためという目的が強いが、それ以外の “プラスα” の目的(ex.仲間同士のつながりなど)もある副業
旧い副業感[ ]収入・家計を補うことだけが目的の副業(単にこづかい稼ぎ的な副業)
これからの副業感[ ]キャリアアップ・キャリアチェンジなどが主目的であって、収入・家計を補うという目的は副次的な副業

表の中でグレーの背景色が掛かっている部分のスタンスのみですと、《2018年1月》以降に新しい展開をみせている副業を、従来からの副業感でのみとらえている形となり、もったいないように感じられます。

《2》については最近、
伏業』という表現(あて字)も見受けられるタイプの副業のこと。
『伏業』という表現には、ちょっと “昭和的な内職の哀感” が漂っているようにも(苦笑・・) あるいは、より裏側の世界っぽいイメージでしょうか? いずれにせよ、ネガティブなイメージがある表現だと感じられます。

《3》については、企業の役員職や大学の(准)教授職など一部の社会的な立場・地位を得ている人たちに限るタイプの副業・兼業。このタイプの副業については従来より、憧れ的なイメージを抱かせる副業として広く一般的に認知もされていたかと。そうした意味で、旧くからある “定番副業感” の1つに含めることができ、かつ、今後も一定の割合をキープしていくタイプの副業のスタイルとみられます。

副業元年・2018年以降の副業のイメージ= “新しい副業感”

次いで、2018年(1月)以降の副業のイメージ= “新しい副業感” についてみていきましょう。

2018年1月以降に目にし耳にする副業・兼業という言葉には、その隣に『複業』などのこれまで馴染みのなかった言葉・造語が付いていることが多々みられます。そうした表現に “アタラシ感” があるということで、なにかポジティブな印象を抱いている人は多いかと思います。

他方、その反面、《2018年1月》以降の副業感については、お上(時の政権)により、唐突に突然空から降ってきたような印象も否めないのではないでしょうか?
その唐突な感じ [トウトツ感] が生じている背景については、以下 の関連記事を参照ください

関連記事

副業元年・2018年。“副業”という言葉を様々なところで聞くようになったけれど・・・副業ってちょっとしたお小遣い稼ぎの手段程度のものではないの?政府が進めている“働き方改革”と何か関係があるの?そんな疑問を感じている方も多い[…]

そもそも副業と働き方改革ってどんな関係?

さて、
私たち働く側の個人にとっての “新しい副業感” とは、以下のようなものではないでしょうか。

  1. 副業は、キャリアチェンジなどの実践研修の場 (収入・家計を補う目的も含めつつ)
  2. 副業は、転職検討時の新たな材料 [副業許可の会社=オープンなスタンスの会社とみる]
  3. 同じく副業は、学生の就職活動・就活の際の会社選びの指針の1つ
  4. 副業は、セカンドキャリアの材料 [副業を定年後の起業のタネに]
  5. 副業は、パラレルワークへのツール [副業を複数の本業を持つ複業への出発点に]

《1》については、『副収入を得るための副業』を、“旧い副業感” についての箇所で「決して単に “旧い副業感” という訳ではなく、これからもやはり “主流” の副業のスタイル・副業感であり続けるとは思います」と触れたように、副収入を得ることを主な目的としつつも、『 副業が予想以上にうまくいった際にはその副業を足がかりとして起業・独立をする』といったキャリアチェンジのあり方は、これまでも存在し続けていたと思います。

その意味で、《1》については、文字どおりに “新しい副業感” という訳ではなく、旧来の副業感に “新たな意識” がプラスαとして付加されるという点で、“バージョンアップされた(新しい)副業感” といえるかと思います。
新旧の違いは、以下のような関係性です。

新旧の区分意識の方向性副業をする際のスタンス・意識
新旧共通の副業感[ ]収入・家計を補うためという目的が強いが、それ以外の “プラスα” の目的もある副業。 うまくいけば、起業・独立の足がかりにという想いも
旧来の副業感[ ]収入・家計を補うことだけが目的の副業で、キャリアチェンジ・キャリアアップにつなげる意識はない(単にこづかい稼ぎ的な副業)
バーションアップした副業感[ ]キャリアアップ・キャリアチェンジなどが主目的であって、収入・家計を補うという目的は副次的な副業。 副業解禁のよの動向に合わせて自身の副業に対する意識をアップグレードし、取り組む内容を将来キャリアにどうつなげられるかを考えながら行うものという副業・副業感

《2》,《3》については、『よい人材の確保=業績アップに直結』といったようなイメージの人事戦略を持つ会社・企業を先陣として、“副業を許可する” 動きが広まってきています。
その点は、企業側からしても新しい戦略・選択肢であり、私たち会社を選ぶ側からは、そのような選択をしている会社は先進的でオープンなスタンスを持っている企業として魅力的に映っているのではないでしょうか。

《4》は、《1》と同様にこれまでも、もしうまくいったら・あわよくば・・といった願望的感覚での取り組みをしていた方がいらした分野かと思います。
副業が解禁となった今後は、この点も《1》同様、夢的な願望ではなく、十分に実現可能な対象として胸を張って取り組みを行える点が、従来とは大きく異なる点になってきます。

《5》についてはこの分野こそ、『副業解禁』の恩恵を最も受ける分野といえるかと思います。
副業が解禁され、副業を許可する企業が増えるからこそ今後、“本業” を複数持つという形態の『パラレルワーク=複業』に取り組むことができる土壌が整ってくると考えられます。

従来は、『副業』以上に『複業』に対しては会社側からの規制が強く、一部の例外的な企業やケースを除けば、実質的には全面的に禁止の対象であったとみるのが妥当だったと思います(副業レベルであれば、たとえ許可がされていなくても、見て見ぬふりをしてくれていた会社も多くあったと思いますが)。

《2018年1月》以降、『複業』の言葉を目にする機会がとても増えているのには、そのような背景があると云えると思います。

副業とは? 当ネットガイド提案の “第3の副業感” とは?

当ネットガイド(Webサイト)では、『 副業を福行(Happy Act・福くる行い)へ!』とのメッセージを含めた、“第3の副業感” を提案しています(していきます)。

“第3の副業感”は、当記事でみてきました『2018年(1月)以降の副業のイメージ= “新しい副業感” 』をベースとします。
前述の “新しい副業感” 箇所の表にある “バーションアップした副業感”の内容に、『大切な人(たち)のために』という視点・気持ちをより強くこめたものになります。

それは、以下のような違いです。

副業感の区分関係の方向性副業をする際のスタンス・意識
新しい副業感
(2018年1月以降の)
[ ]
個々人を主体とした取り組み
キャリアアップ・キャリアチェンジなどが主目的で、収入・家計を補うという目的は副次的。 副業解禁のよの動向に合わせて自身の副業に対する意識をアップグレードし、取り組む内容を将来キャリアにどうつなげられるかを考えながら行う副業・副業感
“新しい副業感” +『 大切な人のために 』の想い
第3の副業感[ ]
大切な人(たち)との相互協力が主体
『人生100年時代』においては、個々人の年齢や家族単位でのライフステージの変化に応じて、働くスタイルも変わっていくはず・変えていくべき。 その前提に立ち、(単独・独力ではなく)パートナーや家族同時で互いに助け合い協力し合える働き方を築くための方法として、また、実践をしながらそのスキルを身につけたり・試してみたりするための手法としての副業・副業感

日本は世界に先駆けて『人生100年時代』へと進んでいる国です。
2017年のベストセラー書籍(日本国内)『  ライフシフト-100年時代の人生戦略- 』。

その主共著者であるロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットンさんは、著書の中で以下のような提言をされています。

- 日本語版への序文より -
長寿化は、社会に一大革命をもたらすと言っても過言ではない。あらゆることが影響を受ける。人々の働き方や教育のあり方も変わるし、結婚の時期や相手、子どもつくるタイミングも変わる。余暇時間の過ごし方も、社会における女性の地位も変わる。~中略~この先、多くの変化が日本人を待っている。
◆人生に新しいステージが現れる
人が長く生きるようになれば、職業生活に関する考え方も変わらざるをえない。人生が短かった時代は、『教育→仕事→引退』という古い3ステージの生き方で問題なかった。しかし、寿命が延びれば、二番目の『仕事』のステージが長くなる。~中略~3ステージの生き方が当たり前だった時代は終わりを迎える。人々は、生涯にもっと多くのステージを経験するようになるのだ。
~中略~選択肢が増えれば、人々はもっと自分らしい人生の道筋を描くようになる。同世代の人たちが同時に同じキャリアの選択をおこなうという常識は、過去のものになっていく。
◆パートナーの両方が職をもつメリット
働き方が根本から変われば、家庭生活も大きく変わる。長寿化時代の資金設計について本書で紹介するモデルによれば、家庭でパートナーの両方が職をもつことのメリットは明らかだ。二人が同時に働く形態もありうるし、互いのキャリアを支えるために交互に職に就く形態もありうる。いずれにせよ、このように経済的な責任を分かち合えば、長い人生に必要な資金を確保するうえでリスクを大きく減らせる。労働市場が激しい変動に見舞われる時代に、その意義はきわめて大きい。
◆就職、引退の常識が変わる
長寿化を恩恵にするためには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、生涯を通じて『変身』を続ける覚悟をもたなくてはならない。

- 表紙カバーのそで部分(表表紙の折り返し部分)より -
お金偏重の人生を、根底から変える。成長至上の次ぐに来る、新しい生き方。

当ネットガイドの著者である『フクブログ一家』はこれまで、リンダさんの提唱されるような『働き方・生き方の改革』を、実際に行ってきた面があります。

それは、リンダさんがモデルシナリオとしてあげられているようなケースとはかな~り異なり、ドロドロ で ボロボロ な、“よくやってきたなぁ~感” 満載の経験でしたが(いたし方なく・・のケースも多々)、ふり返ってみると「 “ライフシフトモデル” を先取りしていた生活経験」と言えなくもないものでした。

その経験を “ことわざ” で表せば、『三人寄れば文殊(もんじゅ)の知恵』 であった、と感じます。

独りだけでは乗り越えられないような出来事も、パートナーや家族で互いに思いやり協力し合っていけば、まぁ何とかなるものでした《ただし、たとえ近親者でも互いを思いやる気持ちに欠ける相手とは袂(たもと)を分かつべきです》。

『超高齢化社会』『AIに多くの仕事が代替される社会』などなど・・ これから先の社会は、先行きがますます不透明となるように感じられますが、確かなこともあります。
その1つは、高度成長期時代のあり方をいまだに引きずっている現在の『働き方』が、抜本的に変わっていく・変わらざるをえない、ということです。

働き方改革』により『副業が解禁』となり、それを1つのキッカケとしてこれまでの『働き方』が大きく変わってきています。
私たち働く側もこの新しい波をシッカリとらえ、『副業』に対する考えを深めていく必要があると思います。

その際に必要なのは、単なるお小遣い稼ぎ的な『副業感』ではないと思います(それはそれで必要でしょうが)。
必要なのは、大きく変化を続けていくであろう『これからの時代の働き方』において、『副業』に対する向き合い方(=新しい副業感)が、自分自身を含めた “大切な人(たち)” と共に幸せになる・なっていくための重要な鍵を握る要因である、という認識を持ち続けることではないでしょうか。

『人生100年時代にこそ必要な “副業とは?” 』
その問いを自分自身に発し続け、そして自分にとって大切な人(たち)と共に考え続けていくことが大事。その気持ちを以下のメッセージにこめています。
『 副業を福行(Happy Act・福くる行い)へ!』

“第3の副業感” オススメのスタイルとして

「 “ライフシフトモデル” を先取りしていた(?)生活経験をことわざで表せば、『三人寄れば文殊の知恵』 であった、と感じます。」と先述しましたが、その “文殊の智恵” の1つとして選択した『田舎暮らし』は、とてもステキなものです。

特に、子育て世代』にとっては、身近に豊かな自然があるという環境は、これこそが本当の意味での “贅沢さ” だと感じます

ただし正直、難点もいくつかあります。その1つが『仕事がとても少ないこと』。
それは、職種・勤め先の件数や給与額についても同様です・・。

副業』は、その難点・課題を克服するための手法の1つとしても、とても重要と実感してます。

その観点からも、『副業』はライフステージごとに働き方を変えていくべきである『人生100年時代』のこれからの生き方の大きな鍵を握る要素である、と感じています。
この点も “第3の副業感” として発信していきます。
子育て・育児世代』の方々へ。そして『未来の子育て・育児世代』の方々へ向けても。