非常事態宣言解除後も、新型コロナウイルスの感染拡大が一向に止まらない(というか・・更に悪化してますし・・・)現在(2020年7月時点)、《田舎暮らし》を検討している方も、かなりいらっしゃると思います。
特に、“三密” 状況を避けがたい大都市圏に住んでいる方であれば、「今すぐ!」とまではいかなくても、「できるだけ早い内に」・「近い将来には必ず」と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、当記事では《田舎暮らし》を真剣に検討し始めた方に(中でも子育て真最中の方に)、田舎暮らしには欠かすことができない筆頭アイテムの1つ『車』選びについて、おすすめの車種とその理由をご案内したいと思います。
おすすめの理由は、実際に田舎に暮らして出くわした(出くわしてしまった・・・) “青ざめ経験” に基づく内容となっています
田舎暮らしでの車生活、安心を求めるなら4WD
田舎暮らしでの移動手段の基本は、当然ながら自家用車。
この点については誰もが納得いくところだと思います。
何せ、“電車は一日に数本だけ・・・” とかは、結構当たり前のことですので。
ということになるわけですが・・
その重要な車生活に、“安心” を求めるなら、何といっても『4WD(=四輪駆動車)』がおすすめです。
ということで、まずは一般的なおすすめ理由を確認していきたいと思います。
4WD=四輪駆動車のメリット・デメリット 【一般論】
さて、4WD=四輪駆動車のメリット・デメリットとは、何に対するメリット・デメリットでしょうか?
それは、四輪駆動ではない車=二輪駆動の車に対してです。
都市部で暮らしていると『4WD』車を意識する必要性が特にありませんので、『4WD』という言葉は聞いたことがあるけど・・という方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
わが家も、都市部で生活をしていた時は普通に “FF車(=前輪駆動車)” を利用していましたし、田舎暮らしを始めてからも最初のうちの数箇所では “FF車” を使ってました。
“FF車” ということを特に意識することもなく。
“FF車”を日本語で表すと、“前輪駆動車”となります。
前輪で駆動=動いてる車ということで、つまり、エンジンで動いている車輪は前輪のみ。
逆に言うと、後輪はエンジンで動いている訳ではない=二輪駆動、ということになります。
車好きでもなければ特に意識することはないと思いますが、実は日本国内で流通している車の大半は、この “FF車” だそうです。
ちなみに、後輪のみで動いている二駆動の車のことは、“FR車” といいます。
名称 | 4WD | 2WD | |
---|---|---|---|
FF車 | FR車 | ||
駆動輪 | 4つの車輪が駆動する | 前方の2輪が駆動する | 後方の2輪が駆動する |
別称 | 四輪駆動,四駆 | 前輪駆動,フロントエンジン・フロントドライブ | 後輪駆動,フロントエンジン・リアドライブ |
では、一般的に言われている、『4WD』車のメリットとデメリットを確認してみましょう。
『4WD』 の主なメリットとしてよく取り上げられる点は、以下の2点です。
- 雪道・凍結している道路や舗装されていない道などの悪路でも走りやすい
- 走行性能が高く、高速走行時も安定している
1)の点は、4WDの最大の特徴でかつメリット
元々、4WD(四輪駆動)はジープや軍用車のための機能であった、とのこと。
ということで!
《どんな道でも走ることが可能》という点は、4WD車の存在意義そのもの、と言っても過言ではないようです。
そして
《どんな道でも走れる》という点がウリとなり、アウトドア好きの人達や積雪が多い雪国などで特に、人気が高い車種となっています。
2)の点は、4輪全てがエンジンで駆動しているからこそ
例えば、“FF車” の場合は前輪だけが駆動しているので、前後に掛かる力がアンバランスになってしまいます。
一方、4WD(四輪駆動)の場合は、前後左右の全ての車輪にエンジンの力が掛かっているので、バランスが良くなります。
次いで・・
『デメリット』 の内容も確認していきたいと思います。
デメリットとして主に挙げられるのは以下の2点。
- 車両価格が高く、車両重量税や自動車税も高くなる
※FF車と比較すると数が少なく希少なため、中古車市場でも割高となる傾向が強い - 燃費がやや悪くなる
但し、このデメリット2点については、以下の対処策・方法もあります。
1)については、フリマの利用 がそれ。
現にわが家も、フリマで格安の “掘り出し優良車(出品者さん)” に出会うことができました!
その際の《体験談》の詳しい内容は、以下の関連記事にありますので、よかったら こちらもご覧ください
【本ページはプロモーションが含まれています】 理想の『田舎暮らし』を実現するため、家族で地方移住をしたわが家ですが、今までのキャリアや生活が180度変わったことに加えて、交通手段もガラっと変わりました。 ご想像のとおり(?)地方暮らし・[…]
2) については、生活ヨンク というモノ(車)があります。
悪路に本格的に強い能力(走破性)を持つ、いわゆるSUV車 (スポーツ・ユーティリティ・ビークル/英語: Sport Utility Vehicle)や、走り重視のスポーツタイプの『4WD』は、確かに燃費は悪いそうです。
ですが!
それらの点を求めないのであれば、普通のコンパクトカーや軽自動車の『4WD』仕様があります。
そうしたタイプの車種の『4WD』仕様は、四輪駆動機能のメカニズムの電子制御が進化したおかげでシンプル & 軽くなり、その結果、燃費性能もグッと良くなっています。
そのタイプの『4WD』を、俗に 《生活ヨンク》 、というそうです。
なお、わが家も 《生活ヨンク》 車で、燃費の点でも満足しています。
ですので・・
車は別にSUVとかスポーツタイプとかでなくて十分なんだけど・・
という方には、《生活ヨンク》 がおすすめです。
田舎暮らしでの車生活、安心を求めるなら4WD 【青ざめ体験より】
ここまで読まれて、
と感じた方もいらっしゃるかと。
確かに、積雪量が多い雪国や、道路が凍結しやすい寒冷地での田舎暮らしを検討している場合は、もう迷うことなく、『4WD』で決まり!の一言だと思います。
でも、そうした地域でない場合は、「特に4WDでなくても、大丈夫じゃない?!」と思うのも十分理解できます。
先でも簡単に触れましたが、現にわが家も、田舎暮らしを始めて暫くの間は、“FF車” を使ってましたし
ですが・・・
その結果、【青ざめ体験】をしてしまったのでした。
そうなのです。
一口に “悪路” といっても、田舎には様々な “悪路” があるのです。
例えば、《凸凹な山道》や、《舗装されていない林道》 などなら、一目で “悪路” と分かり用心できるので、“FF車” でも気をつけさえすれば、「まぁ大丈夫」なのです。
問題は・・
一目では「ちょっとぬかるんでる道」 程度に見えてしまう道なのです!
しかも!!
その状況が、「いつも同じではない・・・」というのが田舎道の怖いところなのです
具体的には次のような体験でした。
わが家はアウトドア派という訳では全くないのですが、子育て中ということもあり、せっかく田舎暮らしをしているので機会があればなるべく、「子どもに自然に触れる経験をさせてあげたい!!」と思っています。
そうした前提があって、虫や草花あるいは木の実を探したりなどなどで、舗装路を外れた場所に車を止めて探索をすることもままあります。
そんなある日のことでした。
これまでに何度か車を止めたことのある場所に車を止め、数時間後に「さぁ、帰ろうかぁ」と車を動かしてみると・・・
一見いつも同じ状態だと思っていた道が、その日は違っていたのでした。
あれよあれよというまに前輪が土の中に埋まっていき、車輪の回りはアッという間に超 泥濘 状態に・・・
前にも進まず、バックで吹かしても空転し、にっちもさっちもいかずに人っ子一人いない秋空の下でボーゼンと立ちつくす破目に・・・
「このまま、出られなかったら・・どうしょう・・・」と青ざめたものでした
幸い、その場所の近くに居合わせたウィンチ(巻き上げ機)機能付きジムニーに乗っている知人と連絡が付き、沼ハマ状態の車を引き上げてもらうことができたので、何とかなりましたが。
(ジムニーに乗っている知り合いがたまたま居て、本当~に助かりました)
後から考えてみると、その場所はどうも、ちょっと前に “耕されていた” ように思いました。
なんか、あの前輪のめり込み具合は、あの独特なヌメリ感・ハマリ感はどうも、そうなのかなぁ?と。
「恐るべし田舎道・・・」
何があるか分からない & いつの間にか状態が変わってしまっている “未舗装路の怖さ” を肌で感じた出来事でした。
でも・・
実はそんな恐ろしい悪路も、『4WD』なら、車を前後に切り返していればまずどこかのタイミングで、タイヤ・車輪が土を掴むポイントがあり、結構あっさりと脱出できてしまうのです。
あの青ざめ体験後に『4WD』車に替えてから、同じようなシチュエーションを実際に問題なく抜け出していますので。
だからこそ!
田舎の道の一筋縄ではいかない実情を知っている・体験しているからこそ!
「いざ!」という事態を考え、田舎暮らしにおいては色々な意味で『命綱』となる車については、『4WD』車を選んでおくことを、おすすめします。